「劇場」を読んで
こんにちは。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
気づけば前回の更新から1と3/4ヶ月が過ぎてしまっていました。
久々の更新ですが、衝動にかられるままに綴らせていただきます。
今回読んだのは又吉直樹さんの「劇場」です。
以前学生証とSuicaが入ったパスケースを日野市で落としてしまい、交番に取りに行きました。
その帰りに立ち寄った書店の特設コーナーで見つけた本です。
それが2月下旬のことだから、約1ヶ月放置してましたね。
ちなみに今年1月にこの雑誌を買いました。
全ページ又吉直樹づくしのインタビュー雑誌です。
中程に又吉さんが理想的な女の子について小説仕立てで語る部分があるんですが、今回読んだ「劇場」のヒロイン・沙希と重なる部分があるような気がしました。
読み進めるうちに又吉さん自身の頭の中にある(あった)芸術に対する想いや葛藤が見えてくるような気がして、「永田=又吉さん」という勝手なイメージをしていました。
例えば「劇場」の中で永田と沙希が出会った日に入ったカフェでする「一番怖いと思うお酒の名前は?」という議論は、別冊カドカワで又吉さんが話していた「怖いものに何かを加え可愛くする」という内容と結びつくものがあります。
ファミレスでぶっ通しで読んだので、細かい部分は見落としているかもしれませんが、それでもラストシーンで演劇と現実が結びつく仕掛けには鳥肌が立ちました。
また読み返すのが楽しみな本です。
以上最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。